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  • 執筆者の写真YUKO OBA

メルカリは社会インフラのひとつだなと思った

コロナ禍前、東京では、週末ともなるとあちこちでフリーマーケットが開かれていましたよね。よく友人と不要品を出店したり、朝いちばんに行って宝探しをしたりしていました。お金がないのに好きなブランドの服が着たかった若かりし頃は、ブランド古着の店にもよく行きました。


最近では、本当に気に入ったモノしか買わないうえ、本当に気に入っているからこそ処分することも少なくなり、平気で1着を5年10年着ていたり。それでも、着なくなった服や使わなくなったバッグがあり、高かったからと人に譲ることもできない貧乏人根性。気付けば、コロナ禍でいい服は着なくなり、いつも着ているのはUNIQLO、無印…。


と、複雑な想いがありつつも、メルカリのアプリをダウロード。高く売れそうなもの、絶対使わないものを出品することに。


自然光の入る時間帯を狙い、服はまずアイロンをかけて撮影。撮影となると、背景はどうしよう、置き方はどうしようと考え出します。おっと、これ、仕事でやっている商品撮影と同じじゃん! スタイリストとカメラマンをひとりでやっているだけじゃん!と気づきました。


撮影後は、他の人が出品した商品をながめながら価格決め。なんだ、これはマーケットリサーチじゃん!


その次、紹介文づくり。コピーライティング。私の本業。1行目に何を書くか、タイトル前に【美品】と入れるか、靴は写真にサイズを載せてひと目でわかりすぐポチれるようになどなど広告制作のいろはが…。


ということで、体裁整えてアップしたら、すぐにスマホから「ピン」と音がして、3点ほどテンポよく売れました。これは、うれしい!そしてQRコードがスマホ内で発行されて、コンビニで印字。宛名もこちらの住所も全部わからないようにデータ化される。画期的!!


メルカリって、社会インフラのひとつだなぁ〜。


ヤマト運輸、日本郵便、各コンビニをどう巻き込んだんだろう。この仕組みどうやって考えついたんだろう。提案書見てみたい!


しかも、売上金はアプリ内にたまっていって、そこから買うのでお金を使っている意識があまりないのです。物々交換、わらしべ長者、芋づる式(って、ちょっと違うけれど)みたいです。もちろん使う額が多い人もいるでしょうけれど。そして、売上金はメルカリでの買い物はもちろん街で電子マネーのように使え、街でポイントもたまります。こうなると、やっぱり社会インフラですね。


しかし、メルカリユーザーが増えれば、リアル店舗のモノは売れなくなりますね。でも、私のように購買意欲が下がり気味だった人に買い物の楽しみを思い出させてくれたのは、リアル店舗へ向かう動機になりませんかね?あとは、ブランド側は公式出品者として最終セールをメルカリでやればいいのでは?と思ってみたり。


課題は他にも。出品の際にブランドのロゴや写真を無断転載しているケースが多々見られ、あれはアウトだと思います。植物の売買も法律違反になりそうです。メルカリとしては場を提供しているだけというスタンスだと思いますので、ユーザーがモラルをもって使わねばいけませんねぇ。


お金の使い方、経済の在り方、明らかに変わってきましたね。


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