がまん、しなくなりましたよね。
ネットショッピングって、欲望を喚起させ、すぐ買わせ、
その熱が冷めないうちにお届け〜というなんとも素晴らしいシステムです。
でも、そうやって商品を手にしても、なんか、ありがたみが薄いんです。
心が動かないんです。よって、積ん読が増えて、着ない服が増えます。
服に関しては、私、通販サイトのメールでのお知らせを受取拒否しただけで、
ネット購入がゼロになりました!
ようは、目に触れないことが大事。
広告制作者のひとりとしては、ここがポイント(笑)。
目に触れる機会をまず増やすことが、売るためには重要だったりするから(笑)。
安いものって、目に触れたら買っちゃいますもんね。
でも、そこまで「ほしい!」「それがないと死ぬ!」ってほど、ほしくない。
だから、家はモノであふれ、お片付け本がベストセラーになったり、
ミニマリストが出てきたりするんでしょうね。
ダイエットと一緒で、結局、成功する人はわずか。永遠にダイエット本は売れる(笑)。
じゃあ、企業はそこを狙えばいい!
そして、過熱して、行き過ぎる…。
ならば、補正するしかない。
宅配便業界もそうですが、広告業界、コンテンツ業界、小売業なども
行き過ぎたんでしょうね。
行き過ぎると、従業員疲弊しますよね。離職率高まりますよね。
社会の閉塞感も高まりますよね。
で、少しずつ補正へ向かっている(いまココ)。
これまで、フェアじゃない労働環境って、先進国の過剰な消費と
貧しい新興国の間に生まれていると思っていたら、
気づいたら、先進国である日本の中にも生まれていたという皮肉。
満たされると、それが当たり前になるから、
本質的に何が大事かということを忘れちゃうんですよね、人間って。
自分がどんな暮らしを送りたいかをはっきりさせ、
意志をもってモノを選ぶと、もっと豊かになれると思うんですけどね。