連載です!
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講演当日の夜は、多くの経営層の方々とご一緒し、緊張と喜びと興奮のあまり、
これまたぐっすり眠れませんでした。ところが、翌朝9時にはお迎えがくるという…。
実は、私のリクエストにより、長岡商工会議所青年部の運営スタッフの方が
やっている野菜工場を見学することになっていたのです。
なぜ私がそんなリクエストをしたかというと、
ずっと野菜工場のことが気になっていたからです。
それは数年前のことでした。
とあるセミナーで、事業活性化施策の提案として、小型の水耕栽培キットを使って
摘み取り体験をしてもらうという企画を私を含む4〜5人のグループで立てたんです。
一概には言えませんが、私のような広告制作者にとっては、通常
「まず予算を気にせずおもしろいことを考えよう。そこから現実路線に近づけよう」という
ステップで企画立案していきます。
一方で、ひとたび事業を立ち上げるとなると、導入コストだけでなく
中長期的な目線で果たしてビジネスになるかどうか、従業員にお給料を払い、
そのうえ企業を成長させるだけの利益が出るかどうかも検証しなければいけない。
そう、広告とは前提条件がまったく違うのです。ハッとさせられました。
仕事の突破口としてあえて違う角度のセミナーに参加したという
経緯があったので大きな収穫となりました。
なので、この運営スタッフの方が、そんな事業をしていると聞いたらもう!
不躾にも「採算取れます?」と聞いてしまいました(本当にすみません!)が、
「うちは高く買ってもらえるところに売っていますから」と。
ぎゃふん!しびれるっ!
ということで、野菜工場見学と相成りました。
見学途中に、セミナーで同じグループだったAさんに興奮しながらメッセージ&写真を送付。
そうこうしていたら、この春から始めた屋上菜園の仲間から「ただいま、収穫中」との
LINEがバンバン入りました。「こちらも水耕栽培レタス収穫中ですっ!」と返信。
すごい、引きよせでした!
さて、冷静になって考えてみると、
今回野菜工場を見学させてもらってわかったのは、
しっかりと他にはない価値を付加しリーチできるターゲットを見つけている、
かさむコストに対してコストカットできるところを探しているなど、
創意工夫によって希望を見いだして前進する企業があるということでした。
すると私たちフリーランスで働く人間も、柔軟な発想を身につけ、
困難があっても諦めずに別の糸口を探す能力を養えば、生き残れるのではないかと。
さらに、自己肯定感と実行力も大切にし、与えられた物事をひとつひとつチャンスと
捉えて引き受け、全力を尽くすべきだと思いました。
ちょうど読み終わった本(考え方の工夫:松浦弥太郎著)が
以下のような文で締めくくられていました。また引きよせられました!
答えはない。正解はない。誰も教えてくれない。
だから考えて、工夫して、実行して、検証して、また考える。
この「自分で考える」というプロセスを大切に、
僕は今日もチャレンジをつづけるつもりです。今日もていねいに。
怒濤の初登壇おしまい!
★引きよせは、その後も続いた!びっくり〜!★
実は、引きよせ効果は、その後数日続きました。野菜工場見学後に長岡駅から新幹線に乗ろうとしたら、めったに乗れないGENBI新幹線が入線。え、全席指定じゃないの?自由席券で乗れるの?と思いながら自由席車両に乗車。実家に戻りファミレスに入ったら、同級生に遭遇!そして東京に戻り新幹線から京浜東北線に乗り換えたら、知り合いに遭遇!この人もまた「人前で話してきた」とのこと。彼が先に降り、ふと電車内のサイネージに目をやったら私の田舎のことをネタにしたクイズが出ていました。一体、何が起きているんでしょうか?