だいぶ時代遅れなことを言いますが、世はインターネットの時代ですね。
ネットの効果的な活用により、これまでにはない顧客が生まれたり、
チャンスに恵まれたりするようになりました。
しかしながら、私たち広告制作者サイドはその重要性を顧客に対して説くのに、
(フリーランスや小規模な制作会社に関して言えば)
自身・自社のサイトをつくる、あるいはきちんとユーザー視点で考えていない、
更新をしないというケースがまだまだ多いように見受けられます。
とは言え、世の中は恐ろしい勢いで進んでいますので、
少し先のことを考えて、できることからコツコツ手を回すことを
しないといけないと思うのです。
とか、偉そうなことを言っておりますが、私も数年前にこのサイトを開設したばかりです。
制作をお願いした元Webプロデューサーからは
「とにかく更新!更新すれば優良サイトと認められて、
検索してもヒットされるようになるから」と言われ、ブログ更新に励みました。
従来、私の受注スタイルは「待ち」の姿勢でした。営業は苦手です。
自信をもって堂々と、格上の人たちに営業すれば良かったのかもしれません。
でも、「仕事欲しいんでしょ?」「お願いします!」という関係性になることは
容易に想像できるわけで。
さらに言えば、広告業界では「(仕事が忙しくて)寝てないよ」と
徹夜自慢をする人がカッコいいみたいな風潮があり、私はそういう環境にずっとなじめず、
あえてそこに自ら入っていきたくないと思っていたのです。
さらに、長年フリーランスを続けていると、一緒に仕事をしていたスタッフが
異動や退職することも多くなります。移った先でも仕事をくださる人もいますが、
この業界から足を洗う人もいます。
寝なくても平気=若くて体力がある人が現場の中心にいて、
こちらの年齢が上がると彼らにとっては仕事がやりにくくなるという
あまり喜ばしくない環境にもなっていきました。
そうすると自分を卑下することなくモチベーションを上げる方法を
考えて実行していかないと、仕事、続けられませんよね。
そこで、サイト開設に至りました。以降、多少ではありますが
新規クライアント、新規制作会社との関係性も築けるようになりました。
そんなある日、舞い込んだのが一通のメールでした。
差出人は、長岡商工会議所青年部。
長岡の経営者たちに向けて、企業のPR力を上げるための講演をしてほしいと。
なんで私??
いやいやいや!! ムリムリムリムリ!!
第二回「ハードル高っ!」へ続く