ちまたでよく言われるワークライフバランス。
あれって、サラリーマン対象で、どっちかと言うと、主体的に働いていない人、
または、主体的に働いているのだけれど、もっと新しい発想が必要という人に、
ライフも楽しんで、視野を広げて、仕事の活力にせよ!という言葉だと思うのです。
すると、私たちみたいな職業にはあてはまらないんです。
なぜならば、ワークライフミックスだから。
仕事もプライベートもごちゃまぜで、
たとえば映画鑑賞はプライベートのような、
感動させるための仕掛けを考えるためのきっかけのような。
デパ地下でお総菜物色するのも、プライベートのような、食のトレンド調査のような。
趣味の写真も、プライベートのような、
構図の中に何を入れて何を削るかの取捨選択の勉強のような。
いずれにせよ、目に入るものすべてが仕事のネタになると思って見ているし、
「なぜ流行っているんだ?」「なぜおいしいんだ?」とか
いちいち考える癖がついているので、ワークライフミックスになちゃうんです。
さらに、最近、ここにフレンズも入りこんできまして。
ワーク・ライフ・フレンズ・ミックス!
確かにライフの中には、フレンズと一緒の時間もあり、
彼らから学びや刺激を与えてもらうことも多々あるのですが、
そうではなく、フレンズが仕事仲間化している、
または仕事仲間がフレンズ化しているのです。会社員だとそうもいかないかも。
フレンズと仕事をするケースは、これまであまり接点がなかったけれども、
未来への危機感が共通しているから一緒にやるというパターン。
仕事仲間がフレンズ化しているケースは、
そもそも仕事で知り合ったんだけれども、
気が合うことが発覚し、プライベートでもつるんでいるパターン。
いずれにせよ、フレンズたちは好きなことを仕事にしている、または仕事が好きで、
イキイキしています。しかも、プライベートで話す内容は、
仕事のことも含まれているのですが、
そこで「仕事の話はなしにしようよ」という感じでもなく楽しく話せるんです。
さらに、フレンズたちは、だいぶキャリアを積んできたので、
若者の仲良しグループのなぁなぁな感じはなくて、仕事をするときはみんな真剣。
緊張感とメリハリがきちんとあるから、互いを尊敬しながら仕事ができる。
もっと言うと、今後なんらかの事情で仕事が立ちゆかなくなったとき、
信頼しているフレンズがそばにいれば、話を聞いてもらったり、聞いてあげたり、
助け合うこともできるんだろうな〜と思います。
フリーランスなりの、無意識のリスクマネジメントです。
人とのつきあい方、時間の使い方、仕事の仕方など、これまでと変わってきました。
というか、意識的に少しずつ変えてきたことがかたちになりつつあります。