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執筆者の写真YUKO OBA

書くのではなく、戦略的に考える。


コピーライターの仕事って、テレビCMで見る商品のキャッチコピーだけと

思っている方、多いと思います。

それを中心にやっているのは、実は広告代理店のコピーライターで、

制作会社やフリーランスのコピーライターの業務領域は多岐にわたります。

テレビCMやラジオCMなどの仕事もありますが、

企業のWEBサイト、商品パンフレット、企業のSNSやメルマガ、

ネーミング、あまり外部の人が見ることのない社内報・広報誌、

社内イベントのシナリオや映像のナレーションなど。(私のケース)

おもしろい発想が出来る人はテレビCMなどのプランニング&

コピーライティング向きです。

私は、その辺は、自己評価60点くらいと思っています。

でも、こまかな部分まで統一感をもたせて全体で何を伝えるか考えることや

じっくり取材して、その人が本当に伝えたいことは何かを考え、

それをターゲットに伝わるように加工するのが好きです。

雑誌や書籍などのライターと違うのは、コピーライターは妄想部分が大きいということ。

最終的に何を表現したいかを考え、逆算してコピーで何を伝えるか、

構成はどうするか、ビジュアルはどうすべきか(デザイン先行の場合も多い)から

スタートするということ。

さらに、企業側の言いたいことが、本当にターゲットに伝わるかどうかを

考えながら、言葉を探す、組み立てる、新しい価値を付加するという作業をします。

媒体特性や企業の知名度、BtoBかBtoCか、IR向けの情報かコンシューマー向けか、

子供向け商品か高齢者向けか。キャリア女性向け商品か主婦向けかなんてのは、

180度違うアプローチをしないととんでもない結果を招きます。

とにかく、状況がその都度違うので、それぞれに最適な表現方法を考えます。

お気楽そうに見えて、意外といろいろなこと考えなきゃいけない職業なんですよ。

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