よく、仕事ができる人は、ボランティアに向かないという話を聞きます。
まぁ、そうでしょうね。
会社と違って、ゆるいから。リーダーが無職だったりすると、特にゆるい。
ダラダラ作業していたり、反省会がおしゃべりで終わってしまったり、
決まっていないことも多いし、非効率的なことを長年やっていたり。
課題山積状態が目に見える。
「こうしたい」「こうしたらいいのに」みたいなことを
言っても、すぐには、解決しません。経験上(笑)。
衝突することもあるし、衝突しないとしても、実行するとなると、
タダ働きが増え、やっているうちに、自分ばっかり!みたいな気持ちも出てきます。
ここでやめるという選択肢もあるんだけれど、
私の場合、なんだか長々やっちゃっています。
気が長くて、がんばり過ぎない人がいいのかもね。あとは仲間次第。
で、本当に仕事ができる人は、そういうところで、リーダーシップを発揮してくれる。
ときどき「そこまでやる必要あるの?」という高負担なことを
誰かが引き受けているケースもあります。(私は、やめておこうと、さぼっている)
でも、がんばっている姿を見たりすると、少し手伝おうかなと思ったりするんです。
さらに、多分、私が見えないところで、誰かとその人との間に
信頼関係が生まれていたりするんですよね。
「頼む!お願い!」「しょうがないな、●●さんの頼みなら」というような
やりとりがあって、おわびに、家の前に野菜を
置いてくれていたりして(勝手な妄想ですが)。
人間の気持ちと動かし方、見えてくるんですよね。おもしろい。
ということで、経営者がボランティアをやればいいという話はよくわかる。
組織にはモチベーション高い人、低い人、
勢いはあるけど実力が伴わない人とか、色々な人がいて、そのひとたちを
動かすためのヒントがありそうだから。
私みたいにフリーランスで働いていていると、人間関係のめんどうくささは
なくていいのですが、人が人により、どう動くか、なんてこと、
あまり考えないですよね。
でも、人材マネジメント疑似体験的なことができると、
組織で働く人の気持ち、リーダーの気持ちなど、
少しでも身につくかな〜と思います。
まぁ、その前に、おもしろいというのが何よりですけど。