前回からの続き。
最近、NYのライターが書いた「ファストファッション」という本を読みました。
その本には、アメリカのアパレル産業が日本と同じように衰退してきていることが
書かれていました。まあ、そうですよね。
工業製品として大量生産し、しまいには、生産拠点を海外へ移したことで、
アメリカ国内のつくり手(雇用)は減ったわけですし。
自国の経済のためにはならない…。
生産拠点となった新興国は、課題は山ほどあるものの、まぁ、経済力は上がる。
でも、中国なんかはもう人件費が高くなって、もっと貧しい国に生産拠点が移っている。
(いま私がはいているGAPのパンツなんか、Made in SRI LANKAって書いてある!!)
これ、どこまでいくんでしょうか?全世界の新興国を制覇したら終わり?
それとも、その前になんかおかしい!と、先進国は自国生産に戻す?
いや、そうしないと、先進国は一部のエリートしかいらなくなって、
中間層以下の雇用は減るんじゃないの?(さらにAIやIoTで人の手はいらなくなるし)
わぁ〜〜〜、格差、広がる〜〜〜っ!
ダメだよ、ダメ。
すると、次期トランプ大統領の言うところの「内向き志向」って、なんとなく理解できる。
(イギリスのEU離脱の国民投票時の背景も似ています)
トランプにしろ、ヒラリーにしろ、TPP反対の理由って、
もしかして、自国の経済を立て直すため??内需をあげるため??
とすると、TPP参加への決断を早まる日本って何が目的??どういう試算??
世界は一体どうなるんでしょう。
エキセントリックな言葉に惑わされず、本質は何かを
注視していかないといけませんねぇ。
まだまだ続く。