「愛の不時着」を2回見て、いくつかの韓国ドラマ&映画を観ましたが、やっぱり「愛の不時着」は特別なんだと思って、一旦韓国ドラマを封印しました。で、次は韓国のJYPエンタテインメントと日本のSONY MUSICエンタテインメントとによるオーディション番組「NIZI Project」を見始めましたww
「NIZI Project」は、ご存知の方も多いと思いますが、日本8都市とLA、ハワイで歌とダンスのオーディションを開催し、そこから世界に通用するガールズグループをつくる(つくった)という目的で動き出したプロジェクト。最終的に1万人からわずか9人が選ばれました。
この番組のおもしろさは、10代の少女たち(最年少14歳)の成長と友情(チームワーク)がつぶさに見られる点です。正直、よくそれでオーディション受けに来たね!というくらいのダンスレベルの子が残って、どんどん成長していったり、まだ10代なのにものすごいリーダーシップを発揮したりする子が登場するのです。
審査基準には「人格」も含まれていて、JYPの社長であり審査員のパク・ジニョン(あだ名は餅ゴリラ)さんはここを重視します。「歌やダンスがうまいのは二の次。そこは僕たちが教えられる」と言います。だから、他の誰もがやっていなかったドアをノックしてオーディション会場に入る子には「ドアをノックして入る子は初めてだ」と感動したり、練習不足だったことを指摘されても、入院していたことを言い訳にしなかった子を残したりするのです。
やばい。もう、泣きそう。
最終のチーム対決で私が気づいたのは、チームでの評価を聞いたメンバーが一同に「ありがとうございました」と頭を下げるシーンがあるのですが、ひとりだけ「ありがとうございました」と言ってから頭を下げる子がいること。言いながら頭を下げるのではなく、言ってから頭を下げる。これ、きっと小さな頃からいい先生についたんだろうなと思いました。まず感謝を伝え、そしておじぎをする。他の子がダメなのではなく、この子はここがしっかりと身についていて、ここまで残ったのだなと思いました。
ああ、泣きそう。
で、パクさんのベタほめ×改善点の指摘が的確かつ愛情にあふれていて、これは誰か「パク・ジニョン名言集」つくってネットにあげているだろうなと思ったら、案の定ありました。ありがとうWW
私が特に素敵だなと思ったのが以下2つ。
ひとつめ。
「僕は歌手という仕事が世界中の仕事の中で一番特別な仕事じゃないかと思っています。大勢の人たちが夢を持っていますが、その夢を叶えて、またその仕事を一生やり続けられる人はそんなに多くないです。その夢を叶えるために一番大事なことは、毎日毎日自分自身を管理していくことです。」
それって、どんな職業にも当てはまりますよね!プロフェッショナルだと思う人は、ほんとコツコツ努力している。
ふたつめ。
「僕たちJYPという会社の職員、またアーティストを1つにしてくれるのは”価値観”。ある価値観を共有しながら1つの家族・会社になっているので、この価値観を今後JYPからデビューする練習生たちに話してあげることはすごく大事なことです。」
そう、技術や知識は後から身につければいい。価値観の共有、大事!私は個人で仕事をしていますが、自分の価値観を発信し周囲に共有していくことで、強固な信頼関係をつくっていきたいと思いました。
まぁ、しかし、韓国の人は人を動かす力があるのかな〜。人の想いを見抜く力があるのだろうな。よって、人の感情を左右するエンタメにおいてヒットが続くのでしょうね。政治は相変わらずゴタゴタしていますが、ネガティブなところが目立つのは当たり前と捉えて、新しい世代は国境を乗り越えちゃってほしいなと思いました。
あ、ソニーミュージックエンタテインメント、さぞかし株価上がっているだろうと思い、チェックしてみましたが、東証一部上場を廃止していました。けれども、これで確実に人材採用には役立ったはずだし、価値観をすでに共有した優秀な学生を集められそうですよね!
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